今日から師走!12月に入りましたね。
昨日は大船のポルトガル料理のお店メルカドにて、
8弦ギター尾花毅さんとのDuo Liveでした。
お越しの皆さま、本当にありがとうございました♪
8年続いている尾花さんとの唄とギターのDuoで、
今回はブラジル100%!ずっと演奏してきたMPBを中心に、
没後30年を迎えるアントニオ・カルロス・ジョビンの曲も
多めに、気がつけばゆったりとしたサンバ・カンサォンや
ショーロ・カンサォンのような「うた」が多くなりました。
尾花さんが奏でるイントロで、その時その時に立ち現れる風景を私も楽しみながら、お料理やワインのいい香りも楽しみながら(笑)、お届けしました。皆さんとのお喋りも楽しく、終演後のまかない&ヴィーニョ・ヴェルデも美味しくいただいて幸せでした。そして今回も、いつも応援してくださるお客さまに、お久しぶりの方々、はじめましてのお客さまともゆっくりお話ができて、こちらがほっこりさせていただきました。こういう、音と人と食と空間のコラボレーションが、本当に温かく嬉しく思います。オーナーさんのお人柄や、行き来する人たちのいいエネルギーが、いい空間を創るのでしょうね。メルカドさん、また来年もぜひ帰って来たい場所です♪
*今回のセットリストを記しておきます
::::: 1st set :::::
(1) Marambaia マランバイア/Henricão
(2) Por Causa de Você あなたゆえに/Antonio Carlos Jobim&Dolores Duran
(3) A Chuva Caiu 雨降りぬ/Antonio Carlos Jobim&Luiz Bonfa
(4) Leve レーヴィ/Chico Buarque&Carlinhos Vergueiro
(5) Olhos nos Olhos 瞳をあわせて/Chico Buarque
(6) A História do Samba サンバの歴史/Geraldo,Figueiredo
(7) Quem Vem pra Beira do Mar 海辺へ来る者は/Dorival Caymmi
(8) O Mundo é um Moinho 人生は風車/Cartola
::::: 2nd set :::::
(9) Eu Não Existo Sem Você あなたなしでは/A.C. Jobim&Vinicius de Moraes
(10)Eu Sei Que Vou Te Amar あなたを愛してしまう/A.C. Jobim&Vinicius de Moraes
(11) Vilarejo ヴィラレージョ/Marisa Monte&C.Brown,P.Baby, A.Antunes
(12) Músico ミュージシャン/Carlinhos Brown&Cezar Mendes
(13) O Cantador 唄い手/Dori Caymmi&Nelson Motta
(14) O Coco do Coco ココナッツのコーコ/Guinga &Aldir Blanc
(15) Vieste あなたが来てくれた/Ivan Lins& Vitor Martins
(16)Estrada Branca 白い道/Antonio Carlos Jobim&Vinicius de Moraes
[Encore]
(17) Todo o Sentimento 想いのすべてを/Chico Buarque&Cristovão Bastos
【珍しくセルフ解説を・・】
尾花さんとのDuoアルバム収録曲(1), (3)は今回久しぶりにLiveで演奏しました。(2),(9),(10),(16)もずっと唄ってきている曲ですが、録音はしていない、今あらためて愛でたいジョビンの「Canção/うた」です。(4),(5)も同じく長年唄っているシコ・ブアルキのショーロ風味の曲。(6)はここ2,3年ほどでよく演奏するようになったサンバ、(7)はドリヴァル・カイミの大好きな海の唄を、バイーアを思い出しながら。(8)のカルト―ラもこのDuoの定番、ひときわ凛とした想いの入る曲。(11)も長年Duoで演奏しているけれど録音していない定番曲。ミナスの村の風景と重ね合わせつつも、世界が平和であるように、桃源郷/シャングリラとしての風景も、やはり想いがこもります。(12)はこのDuoの新曲で、マリーザ・モンチがプロデュースしたアルバムから、カルリーニョス・ブラウンの穏やかで美しい曲を。メロディと詞に魅せられて、この曲を演奏する風景も観られるカルリーニョス・ブラウンの映画『カンヂアウの奇跡』のDVDを、今回あらためてじっくり観ていました(バイーアを訪れた後なので、また見方も変わりつつ・・)。(13)は数年前までよく唄っていたのですが、尾花さんとのDuoではとても久しぶりだったかもしれません。唄しかないと思う時、この曲は強く心に響きます。そして(14)ギンガもこのDuo定番。最近はトライアングルを打ちながらでしたが、今回は唄に集中して。(15)は今回2つめの新曲で、イヴァン・リンスのピースフルな愛の曲。尾花さんもお気に入りの曲となりました。ありがたくいただいたアンコール(17)では、シコ・ブアルキ特集で何度も演奏してきた"Todo o Sentimento"を。尾花さんとのDuoでは久しぶりでしたが、曲が持つ清らかさのようなものに、特別な想いがこもる曲です。
演奏したい曲が多すぎて、恒例・尾花さんソロギターは今回お休みになってしまいましたが、また次回あらためて。
***
さて、次回尾花さんとのLiveは来年1/25(土)の夜、蒲田エスパッソ・ブラジルにて、パーカッション宮澤摩周さんとのトリオLiveです!そちらは今回とはまた違った躍動的な曲も沢山お届けする予定ですので、ぜひお楽しみにしていただけたらと思います。(Live詳細はスケジュールページにUPしています!)
そして、私自身の年内最後のLiveは今月12/29(日)17時から、おなじみ渋谷の隠れ家barノースマリンドライブにて、お久しぶりのピアノ永見行崇さんとのDuo Live!今回は私には珍しく、ブラジルは少なめに、日本語曲や英語曲、フランス語曲も少し織りまぜながら、ジャンルレスでお届けするLiveです。ずっと温めていた曲が沢山ありますので、ぜひこの機会に年末スペシャル、忘年会気分で遊びに来て頂けたら嬉しいです。
どちらも楽しみに準備してお待ちしています。 お近くの皆さま、お時間ありましたらぜひご予定ください♪
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