台風一過、秋晴れ!今日は久しぶりに気持ちのいい青空でした。
近場のスタジオなど、以前よりも少しずつ外出する機会もありますが、
それでもまだできるだけ控えめに・・という感じの日々。
旅行も外食もままならない、ということで、私の中で
時々やって来る『ブラジル料理祭り』が久しぶりに始まりました♪
ブラジル料理は常日頃から「食べに行きたい!」と思っているのですが、やはり豆やリングイッサ(ブラジルソーセージ)など仕入れなくてはいけないものもあるので、自分で作るのは年に数回ほど。今までフェイジョアーダ(写真右下)は勿論、ムケッカ(魚介などの煮込み)、コシーニャ(小さなコロッケのようなもの)、フランゴ・コン・キアーボ(写真左下)、鶏肉のエストロゴノーフィ(ストロガノフのブラジル風)など、事あるごとに作ってきましたが、今回初めて挑戦したのは、写真左上のフェイジョン・トロペイロと、右上のバイアォン・ヂ・ドイス。
フェイジョン・トロペイロは、おもにミナス地方の料理で(サン・パウロ郊外からミナス~北東部?と広範囲でもあるようです)、皆んな大好き・渋谷のBar Blen Blen Blenでいただいてから、ぜひ自分でも作ってみたい!と思っていたのです。
使った豆は、フェイジョン・カリオカ。リングイッサもカラブレーザという唐辛子風味?のものをスモークして、それを刻んでベーコンや玉ねぎ&ニンニクなどともに、オリーブオイルで炒めて、炒り卵、圧力鍋で茹でた豆も加えて、マンジョッカ(タピオカと同じ、キャッサバ芋)の粉をまぶして炒め合わせます(今回はファロッファという味付きのマンジョッカ粉を使用して、味付けを控えめに)。多少粉っぽい食感ですが、やっぱり美味しい!主食のごはんが要らないぐらいの満腹感。
それから、最後に作った(週2回ペースぐらいで合計4回のお祭り、笑)バイアォン・ヂ・ドイス。これは主にブラジル北東部~北部、特にパラー州やセアラー、ロンドニア、アクレ、アマゾニアあたりで食べられる料理なのだそう。SNSでバイーア出身のシェフの方が作っていたり、ブラジルレシピのサイトの動画で作り方を観ていたのですが、見れば見るほど、味の想像がつかない!気になる!ということで、色々なブラジル本場レシピを見比べて、自分の好み&作りやすそうなレシピで作ってみました。まず、使う豆が"Feijão de Corda"(黒目豆)という、私は初めて調理する豆。別名「パンダ豆」で英語名は"Black Eyed Peas"なんだそう。普通のフェイジョアーダ等で使う豆より、加熱が控えめでよさそうなので、おそるおそる。"Baião"はブラジル北東部の音楽、そして"dois"というのは2つとか2人ということなのですが、豆と米を一緒に、ということでdoisなのかしら?そのあたりは不明。ニンニクや玉ねぎのみじん切り、Carne Seca(塩漬けの干し牛肉)、ベーコンやリングイッサを使うあたりはフェイジョアーダと似ているのですが、豆の風味が独特で、何というか白い小豆のようなのです。米も、一緒に炊き上げるヴァージョンと、別で炊いておくヴァージョンとある模様。私はパエリアのように米を一緒に炊いていく方式で作りました。そして極めつけは、チーズの角切りを混ぜ込んで蒸らすこと。本来は"Queijo Coalho"という北東部ルーツのチーズを使うようですが、ブラジルのレシピ動画で「モッツァレラでもOK」とあったので、セミハードのものを使いました(成城石井やカルディなどにあると思います)。これが程よく溶けて、独特の味わいに。パクチーを添えると、さらに異国情緒。SNSのストーリーズにUPしたら、バイーア出身のブラジル人の方が即反応してくださいました♪
元々ブラジル料理は大好きですが、最近は特にブラジルの食文化にまた興味が湧いています。
何年か前に買った「おいしいブラジル」という本(麻生雅人さん著)を読み返してみたり、
アマゾンの料理も出てくる絵本「大蛇のすむ森・私のアマゾン」なども興味深く眺めています。
と、プチ異国情緒を味わった、第?回・私的ブラジル料理祭り、でした。それでもやっぱり、
お店に食べに行きたいし、ブラジル音楽を聴きながら食べたいし、仲間と食べたい&飲みたいし、ブラジルにも行きたい!
と、想いを馳せながら・・。気長に、大きく構えて、いきましょうね。今しかできないこともあるはず!だから。
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