10/22 シコ・ブアルキ特集Live, 無事終了しました。
お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました!
シコ・ブアルキの音楽の要素は沢山ありますが、私達がセレクトして演奏しているのは、その中でも特にこの編成に合うような、ロマンチックでドラマチックなものが多く、やはり今回も『秋が似合うような音楽』、となった気がします。
「シコ・ブアルキは、ブラジルのアートだ」と、あるブラジル人演奏家が仰っていたように、私にとっては、大きすぎるほどの演目。なのに気がついたらこのシリーズを始めていたのは、彼が「ブラジルの心、ブラジル的」であることよりも、「ブラジル人でなくても共感できる普遍性」のようなものを私なりに感じ取っていて、むしろそこにスポットを当てていきたい、と思っているからだと思います。
深すぎる大きすぎる世界の全てを網羅できる訳もなく、ただ「私が好きなシコ・ブアルキとその仲間達」、イコール、素晴らしいMPBの楽曲の数々、を、日本の素晴らしい演奏家の皆さんと表現したいという音楽的な欲求があり、私達のフィルターを通した上で最大限に美しい音楽に、という願いをこめています。とにかくいい音楽を実現したいと。。(そんな大層なものでもなく、いい音楽、聴きたいですよね)
そんな話はさておき、とにかく、シコの詞はやはり“物語”であって、彼の詞を唄うということは、
その唄の世界を演じる、という色彩が、ほかの曲よりもとても強くなるのです(少なくとも私にとっては)。
勿論、そこには、自分の人生の中で出逢ってきたシンクロするような感情を自分なりにのせるけれど、
想像力もとっても必要。そういう意味で、今回もとてもチャレンジングでよい経験となりました。
お客様は、いつも応援してくださる方々、お久しぶりにお会いできた方々、
前回からリピートで来てくださった方々、シコ・ブアルキがお好きな方や、
ブログやYouTubeを時々観てくださり初めてお目にかかれた方も...お会いできて嬉しかったです♪
「秋にぴったりだった」「幻想的だった」と嬉しいご感想も頂き(勿論、至らぬ点は反省しつつ)、
皆さんと少しでもシコの曲の世界を共有できたことが、私にとってはとても嬉しい時間でした。
これを実現できるのは、それぞれ素晴らしい表現力を持つメンバーの皆さんと、
聴いてくださる・受け取ってくださる、お客様がいらっしゃってこそ。
まだまだLiveは心配という声も聞こえる中、こんな時期にもお集まりくださり、
本当に感謝です♪ またお会いできる日を楽しみに、引き続き磨いてゆきます。
次回私のLiveは、11/12(木)尾花さんとのduoでお久しぶりの渋谷ノースマリンドライブ、
そして、11/27(金)には祖師ヶ谷大蔵のカフェ・ムリウイにてagitatoと1年ぶりの共演です。
来週からまた始動いたしますので、そちらもチェックどうぞ宜しくお願いいたします!
(スケジュールページに詳細UPしていますが、こちらでも少しずつご案内していきます)
【お詫びと訂正】
今回初めて、セットリスト(プログラム)と歌詞の簡単な要約・解説のリーフレットをお配りしましたが、
1点だけ、#9の"Valsinha"は、1971年、Vinicius de Moraesとの共作でした。大変失礼いたしました。。
コメントをお書きください