先日、水曜日。3月からずっと延びていた、
ポルトガル語歌詞の個人レッスンでようやく葉山へ。
これまで自分で訳していた歌詞を今回一緒にみてくださったのは、
ブラジル音楽作品の歌詞翻訳も多く手がける、荒井めぐみさん。
もう15年近く前に、渋谷のbar blen blen blenで初めてお話しして、
その後、鎌倉のcafé vivement dimancheの近くにあったCDショップ
"Claro"でたまたま店番をしていらっしゃった時にお会いしたり、
勿論、数々のブラジル関係のお仕事で一方的に存じ上げていたのですが、
ちゃんと長くお話しできたのは今回が初めてでした。ようやく!
私が普段唄っているChico BuarqueやGuinga, Dori
Caymmiなどの楽曲は、曲は勿論、詞も味わい深く素晴らしいのですが、その分解釈がとても難解であることもしばしば。新しいものは特に日本盤として出ることも少なく、訳詞が付いているのも今となっては珍しいこと。それに彼らの詞は(実際の詞はシコ以外にはPaulo Cesar PinheiroやAldir
Blancなど別の詩人であることも多いのですが)、ポルトガル語がわかればすぐに理解できる!ということでもないものが多いので、どうしてもブラジルの文化や慣習など、ひいては文学や歴史の知識さえ必要になってきたりするのですが・・(ブラジル人でさえ、人によって解釈が変わってくることもあるそう)。荒井さんは、ポルトガル語は勿論、ブラジルの文化や慣習などにも造詣が深く、とても頼りになります。今まで「この解釈で大丈夫??」と、一人で格闘していた歌詞の解釈を共有してくださり、本当に楽しく充実したレッスンでした。今回はこれからレコーディングするにあたり、もう一度歌詞を深く読み込む、ということでしたが、秋のシコ・ブアルキ特集Live(10/22青山ZIMAGINEです!)の際も、またお世話になる予定です♪
葉山へ行くのも小旅行気分で楽しいので、次回はグルメもきっと!笑
2枚目(下↓)の写真は、葉山に行く前に寄った北鎌倉の円覚寺と明月院。「あじさい寺」で有名な明月院の紫陽花の季節ももう終わり、円覚寺佛日庵の見事な木蓮も、最後の花を少しだけ拝むことができただけ。でも人も少なく静かで落ち着く・・。今度は秋頃にゆっくり訪れたいところです。
そして葉山は、実は初めて。道や建物、小高い山や海の感じが何処となく故郷に似ていて、不思議と懐かしく感じたり。
何より、ずっと見たいと思っていた海! 雨でも曇りでもいいんです。自分の耳で波の音を聴いたのは、ものすごく久しぶりだったかも。海辺育ちということもあり、ずっとこれに飢えていたんだなぁと。思わず泣きそうになりました。。
雨の中の深い緑も、鳥の声も波の音も、潮風の湿度も香りも、レッスンで淹れてくださったコーヒーも。
五感に沁みて嬉しい一日でした。なかなか遠くへ出られない昨今ですが、時々は自然に触れて深呼吸したいですね。
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