Guinga特集Live, ありがとうございました。

先週末のGuinga特集Live@横浜サウンドスペース吉野町三丁目、

台風が心配されるなか、沢山のご来場ありがとうございました

 

今年2月に続いて、このTrioでのGuingaシリーズ。Guingaは美しくも難解な曲が多く、全て彼の曲でLive!というのはチャレンジでもあったのですが、温かいお客様に恵まれ、共演者に恵まれ、素晴らしい音環境にも恵まれ、おかげさまで楽しい夜となりました♪

 

貴子さん、尾花さんのおおらかさと懐の深さにいつも助けられていますが、素晴らしい楽曲をさらに美しく粋にお届けできるよう、今後もじっくりゆっくり時間をかけて磨いてゆきたいと思います。

 

インストDuoも3曲お届けしましたが、今回はGuingaの「唄もの」ということもあり、詩情が豊かなゆったりとした曲も多めになりました。その中でも思い入れの強かった曲が、2ndで演奏した"O Silêncio de Iara"「イアラの沈黙/静寂」(Guiga/Luis Felipe Gama)。 このイアラさんは、アマゾンのインディオの人々の神話に出てくる水の精のことで、人魚のような風貌なのだとか。Dori Caymmiの有名な曲"Rio Amazonas"の歌詞に"a voz da Iara chamou, ouvi chamar..."(イアラの声が呼んだ、呼ぶのを聴いた・・)と出てきて以来、最近私の中でとても気になる存在なのです。美しい声で聴く者の正気を失わせると言われ、近づくとちょっと怖い存在だけれど、でも彼女の美しい唄が聴こえない、彼女が沈黙しているアマゾンには、何か異変が起こっているのかもしれない。「イアーラよ、眠らないで」と唄うこの曲。昨今、自然破壊が著しいと言われるアマゾンへの祈りをこめて唄いました。(ただこの曲、とっても難しく、リハーサルではこの曲だけで1時間かけてしまったほど・・さらに精進いたします)

 

最近何度かLiveで唄っているジェットコースターのような曲"Baiao de Lacan"は途中、尾花さんが超高速で始めてどうなることかと思いましたが・・笑。お客様の笑顔やエネルギーを受け取りつつ、とても楽しく演奏させて頂きました。音楽に集中できる環境を整えてくださった、PA/会場の鷹松さん、郡さんにも本当に感謝です。ありがとうございました♪

 

そして次回は8/27(火)、日暮里Bar Portoにて尾花さんと「声と7弦」Duo再び!

楽しみに練ってゆきますので、そちらもどうぞお楽しみに♪