4/19(金)は Joni Mitchell Tribute Live!

春が来た!と言ってるうちに、もう来週!です。

4/19はお久しぶりの祖師谷カフェ・ムリウイにて、

敬愛するカナダ出身のシンガーソングライター、

ジョニ・ミッチェルのトリビュートLive♪

 

歌心豊かなフレットレス・ベース奏者、織原良次さんと、

繊細かつ独創的なガット・ギタリスト、前原孝紀さんという、

本当に素晴らしいミュージシャンお二人とお届けいたします。

 

ジョニ・ミッチェルはカナダ出身ではありますが

早いうちにNYに移り住んでアメリカで活動し続け、

世界中の沢山のアーティストに影響を与え続けている素晴らしいシンガーソングライターで、

現在75歳(シコ・ブアルキと同世代!)。近年は病気のこともあり現役を退いているようですが、

昨年の75歳の誕生日イベントには、James TaylorやChaka Khan, Norah JonesやDiana Krallなど、

彼女を敬愛する錚々たるアーティスト達が集まり、素晴らしいトリビュートLiveが行われたようで、

ジョニ本人もそのイベントに出席。演奏こそしなかったものの、ステージに上がっていたようです。

 

私自身がジョニ・ミッチェルの音楽に出逢ったのは、大学生の頃。たしか初期の作品から聴き始め、

1960年代や1970年代の作品なのに、とても自然に自分の中にスッと入って来ていたように思います。

でも熱狂的に、というよりは、本当に自然に。初期のフォーキーな音や、70年代のJazz/Fusion的な音、

何より彼女の歌詞がとても親密で人間的でありながら、彼女独自のファンタジックな表現で、

聴いていると何処か別の世界に連れて行かれるような、そんな感覚でした。

 

いちばん彼女の音楽が自分の中に入り込んできたのは、20代の半ばぐらいでしょうか。

それまでも聴いていた"Hejira"(逃避行)というアルバムが、さらに好きになり、

私の中でジョニ・ミッチェルというアーティストをさらに強く焼き付けた一枚となりました。

それから"Court and Spark"などのアルバムも、私の中に自然に溶け込んでいきました。

 

けれどもジョニの音楽は、幾つかのわかりやすい曲以外は、私にとっては自分で唄う、

というよりは「ジョニの世界を聴く音楽」、その中に入るための音楽でした。なので、

これまでもLiveで唄ってきたジョニの曲は数えるほど。今回は初めて唄う曲も多いのです。

 

自分でジョニの曲を唄ってみて初めてわかること、気づくことも多く、今回やはり私にとって大きな挑戦となっています。

ジョニの曲は、思っていた以上に手強く、愛しく、素晴らしく、あらためて今、彼女の凄さを目の当たりにしています。

私はギターを弾きませんが、音楽的に言っても、変則チューニングだったり、不思議なコード進行だったり、本当に独創的。

歌詞についても、彼女は詞のストーリーを語ることを大切にしているので、お決まりの韻を踏んで心地よいフレーズにするとか、そういったことよりも、語りたい言葉を語りたいように唄っている。それも短編小説並みのボリュームで、彼女独特のファンタジックな固有名詞や表現の数々、スピード感、タイム感で。本当は、彼女本人にしか表現しきれない世界だと思います。が、それを敢えて、敬意を込めて。私自身ルーツを辿るように、言葉を抱きしめつつ、大切に唄いたいと思っています。

 

彼女の音楽は一貫して、ファンタジーのようで、彼女自身の私小説のようでもあって、とてもクールなようで痛いほど人間的で、愛しくなるような音楽。そしてジャコ・パストリアスやウェイン・ショーター、ハービー・ハンコックにジョー・サンプル、クルセイダーズ、マイケル・ブレッカーにパット・メセニー、ドン・アライアスなど、米国の錚々たるジャズ・ミュージシャンが彼女の作品には沢山参加していて、彼女の音楽をさらに深みのある、唯一無二のものにしています。その中で、おもに1970年代、彼女にとって大きな存在だったフレットレスベーシスト、ジャコ・パストリアス。今回は、彼を敬愛してやまない、今や日本を代表するフレットレスベーシストである織原良次さんをフィーチャーしつつ、何処かジョニに通ずるものを感じる前原孝紀さんの美しく繊細で、時に狂気をはらむような独創的な演奏とともに、お届けいたします。彼女の音楽を愛する人にも、これから聴いてみたいという人にも、ひととき日常を忘れて、愉しんでいただけたらと。

 

お久しぶりに出演させて頂くムリウイさんは、小田急線・祖師谷大蔵駅の商店街の先にある、屋上カフェです(木梨サイクルさんの近く!)。

空が見渡せるような空間で、普段はダンスと音楽の即興パフォーマンスや、ワールド・ミュージックなど、とてもクリエイティブな表現が繰り広げられている素敵なお店。自家製ハンバーガーも絶品!と評判です。私にとっては、時間の概念を忘れてしまうような場所。今がいつなのか、わからなくなるような。そんな場所にふさわしいLiveがしたいなぁという時に、気まぐれに声をかけさせて頂いています。

何処にでもあるわけではない、表現への気概のあるお店に出させて頂けること、とても嬉しく思います。

 

さて。思わず長くなりました。来週金曜の夜、19時オープン・20時スタートです。お近くの皆さまぜひ!

 

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◼︎2019/04/19(fri)

“Dear Joni” - Joni Mitchell Tribute Live
 @祖師ケ谷Cafe Muriwui(ムリウイ)

 

Kayo Kamishima(vocal)
前原 孝紀(guitar)
織原 良次(fretless bass)

 

19:00open/20:00start

 

Charge:

予約: 2,000yen +1drink
当日: 2,500yen +1drink

 

Cafe Muriwui(ムリウイ)
世田谷区祖師谷4-1-22-3F
(小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩7分)

 

ご予約はMail: kayokamishima@yahoo.co.jp まで
[お名前・人数・お電話番号]をお知らせください。