Yamandu! 今年も行ってきました。
ブラジリアン・ギターの至宝、ヤマンドゥ・コスタのLive。
技巧とスピリットが高次元で融合していて、やはり別の惑星の人のようでした。何か人間じゃないものが味方しているような..。彼の凄いところは、超絶をさらに超えるような技巧を持ちながら、それが目的ではなく、抒情やスピリット、自分のアートを完成する手段にすぎないところだと思います。技巧だけの音楽だったら、彼に魅力を感じていないでしょう。
今回は唄やscatが増えたせいもあってか、更にBaden Powellを感じる瞬間がありました(でもスタイルそのものというよりは、その先を更新している感じ)。タイム感も独特で、もはやブラジル音楽という枠は軽々と超えていて。身体すべて、呼吸すべてで“音楽”。衒いもない。当たり前のように、譜面もない。何か使命のように、飄々と自分の音楽を奏でているよう。
ギターを弾くことは祈りに近いとインタビューで言っていた気がするけれど、彼の音楽に対する思想をじっくり伺ってみたいところです。11/1のブラジル大使館イベントは諸事情により私は伺えなさそうで本当に残念。東京ではまだ11/3ブルーノート公演が残っています。彼の音楽は、同じ空間で、呼吸や振動を感じながら体感したいもの。未体験の方はぜひ!
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