10月になりました!秋雨前線、そして台風で大変でしたね...。
先日9/30の日曜は、尾花毅さん(7g)&前原孝紀さん(g)とともに
"Melodias Brasileiras" Afternoon Live@吉祥寺Strings、でした。
これから台風がやって来る!という状況でしたが、
そんな時にも駆けつけてくださる方々がいらっしゃって、
静かながらも温かい気持ちで演奏させて頂きました。
今回も選曲は、SambaでもBossa Novaでもない、ブラジルの詩情豊かな楽曲達を、
新旧・有名無名問わずでお届けしました。季節柄、自然とゆったりした哀愁味と
あたたかみのある曲が並び、尾花さんの7弦ギターと前原さんの6弦ギターの
美しい織り重なりの中で、ひたすらメロディと詞を置いていくように唄いました。
このプロジェクトでは特に"曲の佳さ"、"素材の佳さ”をお伝えしたいと思っています。
もともと最近の私自身が割とそういうスタンスなのですが、自分で作ったのではなく
誰かが作った曲なので、まずはそこにリスペクトを持ちたい、という思いがあります。
というか、素材そのものでも充分美味しい!ということでもあるんです。
昔は"楽器のように唄える"ことに憧れたりもしましたが(Sarah Vaughanの晩年の"枯葉"とか)、
今はフィジカルな技巧よりも、丁寧に詩情を伝える"うた”でありたい、と強く思います。
(それを伝えるための基本的なスキルは勿論、必要だとは思いますが)
そして、Violão(ヴィオラォン:ブラジリアン・ギター)、ガットギターの音色。大好きなんです。
繊細さ、力強さ、大きなうねりと、こわれそうな儚さ。そういうものが混沌と同居していて、
二人だけとは思えない音の厚みとダイナミクスレンジ。ガットギター、7弦と6弦の醍醐味も
あるけれど、尾花さん&前原さんの、独特の音世界なのかも。それぞれ全く違う個性の持ち主で、
前原さんのことを「タカちゃーん」と呼ぶ尾花さんと、寡黙ながら、ジワジワ面白い前原さん。
国内のブラジル音楽界隈では引っ張りだこのお二人、機会があったらぜひLiveを聴いてみてください!
さて。そんなこんなで、次回このtrioでは未定ですが、尾花さんとは11/23(金祝)に
お久しぶりの自由が丘hyphen(ハイフン)にて、チェロの平山織絵さんとともに
シコ・ブアルキ特集!そして前原さんとは少し先になりますが、来年の春あたりに
ブラジル音楽とは違った趣向のLiveを企画中です。詳細はスケジュールページにUP
していきますので、そちらもどうぞお楽しみに。何処かのLiveでお会いできますように♪
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