少し前になりますが、先週末久しぶりに映画を観てきました。
『猫が教えてくれたこと』@恵比寿ガーデンシネマ。
トルコ・イスタンブールを舞台に、街に暮らす猫たちと人々の交流を、
猫目線で描いた素敵な映画。家でしっかり飼われているわけでもなく、
かといって完全に放っておかれた野良猫というわけでもなく、
カフェや港や倉庫やショップ、街のあらゆる場所で可愛がられる猫たち。
人々が猫の気持ちを大切に理解しながら、かけがえのない存在として
つかず離れずで愛おしく眺める視線が、『共生』している感じで素敵。
ところどころで効果的に使われるダラブッカなどの太鼓の音、
中東ジャズや中東ポップスと思しき本格的な音楽も凄くよかった。
イスタンブールは、パリに住んでいた頃行こうかどうか迷って、行かなかった街。
そして、ソルボンヌのフランス語会話クラスで一緒だったトルコ人の友人(クラリネット奏者/女優業も)が住む街。とても興味深く、
ずっと行きたい街だったけれど、この映画で少しだけ旅した気分になりました。それも、観光客では入れなさそうな世界へ。
もっと中東!なイメージを持っていたところ、映画で見た感じでは、割とパリやロンドンなどヨーロッパに似た風景もあるし、
港町の雰囲気が何処となくポルトガルのリスボンのようでもあるし、やっぱりイスラム的なマラケシュのような雰囲気もあって。
ますます気になる街。いつか行けるだろうか...。そして、猫。実は大好きなんです。小さい頃は三毛猫→シャム猫→ペルシャ猫と飼っていたりして(どの子も親戚や知人から引き取られてきたようですが)。今は飼えない環境なのですが、いつか猫ちゃんも飼いたい!ものです。
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