中目黒のライブレストラン「楽屋」(らくや)の姉妹店、神保町楽屋さんの、開店
1周年記念Liveへ行ってきました。ブラジル音楽の師匠・WilmaさんのLiveに続き、2回目の訪問。中目黒のお店と同じく、本格アジアン料理が美味しく、音響も良い名店です。
今回は2つのLiveを通しで観戦。1つ目は、ネイティヴ・アメリカン・フルート奏者、Mark
Akixaさん。このトリオにずっと参加していらっしゃるのが、以前個人でリズム・レッスンをしてくださっていた、パーカッショニストのよしうらけんじさん。一昨年の暮れにLiveでご一緒していただきましたが、お会いしたのは1年半ぶり、でしょうか。お元気そうで何より!でした。けんじさんにお会いするといつもホッとします。
ネイティヴ・アメリカンといえば今の私にとってタイムリーであるばかりでなく、このトリオはずっと聴きたかったのですが、ギターの太田光宏さんと3人で、10年に渡って築いてこられたアンサンブル。流石でした。長い時間をかけて作り上げていく、ということに、本当に憧れます。初めて生で聴いたネイティヴ・アメリカン・フルートは、どこか懐かしいようでいて、思いのほか激しくもあり、新鮮でした。数種類のフルートを持ち替えていらっしゃり、その一つの装飾・ワタリガラスらしきものに目は釘付け(先日、星野道夫さんの本でその神話を読んだばかり)。色々ご本人にもお聞きしたかったな。また次回のお楽しみということで。実は彼ら、私の故郷の愛知・知多半島でもLiveをされていて、Markさんご本人は半田市の和カフェ・入口屋さんでもLiveしていらっしゃったり、何かとご縁を感じます。
そして2つ目のステージは、元psy・sのChakaさん(vo)のトリオ。こちらも、今年2月にご一緒させて頂いたギタリスト、小畑和彦さんがサポート。初めて聴かせて頂いたパーカッショニスト後藤まさるさん、ギター弾き語りでオリジナルも唄われる多才な方でした。Chakaさんは、コモブチキイチロウさん(bass)とのデュオでも時々聴かせていただいたり、以前単発のworkshopを受けさせて頂いたり、何かと勉強させていただいている素晴らしいsingerさんです。この日はいつも以上にJazz!だった気がします。Alfieなどのバラード、そしてスキャット。後藤さんとの掛け合いも素敵でした。そして小畑さんも、いつも以上に華麗だったような。初めてスキャットしながら弾いてらっしゃるのを聴きました!おどけていらっしゃっても、帰り際、優しい笑顔で「ありがとう」と言ってくださり、ほっこり。
最後に、オーナーの増茂さんが仰っていた言葉が心に残りました。「ジャンル関係なく、いい唄を伝えていくのが、歌手の役割でもある」。ブルーノートをはじめ、長く音楽の現場に携わり、見つめて来られた方のお言葉だけに、ズシンと胸にくるものがありました。あらためて、「いい唄を伝えていこう」という思いを強くした夜。1周年、おめでとうございます!
コメントをお書きください