"Voz e Violão +1" Live@North Marine Drive終了!

Liveが終わってもう10日も経つとは!夏も終わる訳ですね。
暫く燃え尽きた後、すでに来月のLiveの譜面書きに取り掛かり、

一段落したので、記録のためにちょっと振り返ってみます。

ノースマリンドライブでのこの"Voz e Violão +1 -ブラジルの美しいメロディ"シリーズも、今回で4回目。尾花さんとご一緒させて頂くようになって、2年目になります。今回は、バンドリンの寺前浩之さんをお迎えして、7弦ギターと10弦バンドリンの華やかな弦アンサンブルをお愉しみ頂けたかと思います。1stセットではブラジルの歌姫Dolores Duranのレパートリー、3人のお気に入りのアルバムNina Becker/Minha Doloresから沢山お届けしました。元々そのアルバムの編成・アレンジが気に入って、尾花さんは「全部やろう!」と仰っていたぐらいですが、2ndではオリジナルのアレンジも盛り込み、MPB、ショーロやサンバの名曲もお届けしました。"Canta Dolores Duran"
、次があるとしたら、選曲もアレンジも全てこの3人のオリジナルでやってみたいものです。今回は3人での共演が初ということもあり、手探りな部分/未消化な部分/私自身の残念な部分、色々ありましたが、お二人のアンサンブルは本当に美しくて心地よく、3人での相性も潜在的にはもっといいはず!なので(笑)、ぜひまたいつか!

 

このシリーズの原点に、ブラジル音楽の中でも私は、Violão (ギター)、弦の響きの美しさに魅せられ、メロディは勿論、コードやハーモニーの美しさをお届けしたい、という思いがありました。だから、少々背伸びをしてでも、素晴らしいギタリスト/ミュージシャン、難曲であっても美しい曲、を選んできました。そして、ブラジル特有の"うた"の世界。ありきたりでない独特な歌詞や、優美なメロディ、サウダーヂ、抒情性、を追求してきたつもりです。が、自分の表現力がその理想に追いつかず、悩む場面も数知れず...。これから少しずつでも近づけるよう更にbrush up!して、納得できるものがお届けできると確信した時にまた、このシリーズを再開できればと思います。

尾花さんも寺前さんも、大好きなミュージシャンであることに変わりはないので、また何処かでお世話になることと思いますが、ノースマリンドライブさんでのこのシリーズは一旦お休みさせていただきます。そして、ブラジリアン・ギターが好きなことにも変わりはないので、ギタリストさんとの共演は今後も緩やかながら続くことでしょう。そろそろ音源という形にしたいなという欲も出てきていますが、緩やかに、緩やかに。

世の中も自分自身も、思うことが本当に沢山ありすぎて追いつかない今日この頃。
そんな時は、ゆっくりじっくり、着実な一歩を心がけたいですね。
本当に大切なことを見落としてしまわないように。