海と風と太陽と

GWもようやく終わりましたね。今年はお天気にも恵まれて、爽やかな日々が多かった気がします。私自身も、このGWは、珍しくお休みらしいお休みだったかもしれません。6日土曜日は、娘と約束していた海へ、電車を乗り継いで行って来ました。

 

わざわざ混んでるとわかっている場所へ行かなくても、と思いつつ、やっぱり行きたくなった鎌倉周辺。それも、海、由比ガ浜です。なぜ由比ガ浜だったのかも謎ですが(笑)。それでも、砂浜を裸足で歩いて、汐風に吹かれるだけで、どれだけ心癒されたことでしょう。たとえそれが強風でも、です。太陽の光も丁度いい穏やかさで、本当にこれはこの季節ならではなのでしょうね。ひたすら、寝転んで汐風に吹かれて、深呼吸して。空の広いこと。サンドイッチを狙って飛んでくる鳶さえも可愛く見えてくるほど(笑)。海辺育ちの私にとっては、懐かしさとエトランジェ感が入り混じるのが心地よいのです。理屈抜きで、シンプルに自然に触れるというのは、人間にとってやっぱりいちばんのエネルギーチャージになるのだと実感。あのアントニオ・カルロス・ジョビンも、森を歩いているとインスピレーションを受けて、楽曲が聴こえてきたといいますからね。

そして、海岸沿いを西へ歩いて、大仏様の方へは行かずに、『鎌倉文学館』へ。見晴らしのよいところにある洋館で、どこか和テイストなところが素敵な建物です。この日の企画展は、『漱石からの手紙・漱石への手紙』。夏目漱石が、ロンドン滞在中に家族へ宛てた手紙、芥川龍之介はじめ著名な作家との書簡のやりとりなど、小説や教科書からは知ることのなかった作家の横顔や当時の風情、家族観が垣間見れて、興味深い展示でした。庭のバラ園もこれからが見頃のようです。それにしても、鎌倉ゆかりの作家がとても多いことに驚きました。南仏プロヴァンスしかり、海辺は創作活動に向いているのでしょうか。

 

さて。たっぷりエネルギーチャージしたところで、明日からまた音楽生活、始まります。
ひとまずは、6/17(土)のLive@阿佐ヶ谷スタッカート、6/25(日)の名古屋Liveに向けて!