ブラジルの天才ギタリスト、ヤマンドゥ・コスタのソロ公演を聴いてきました。
(ヤマンドゥについては、コチラ に詳しく書かれています)
2005年来日時には聴き逃していたのですが、ブラジル音楽の参考音源をYoutubeで聴いているうちによくhitするようになって、その華麗なプレイをぜひ生で聴きたい!と思うようになり、今回ようやく叶いました!
ピカピカの7弦ギターを持って登場した彼は、悠々と自然体で、時折イタズラっ子のようで。弾き始めると、凄い集中力。でも、音色がとてもまろやかで、超絶技巧なのに、柔らかい。華麗な技は、最前列で目を凝らしても何がどうなっているのか、よくわからなかったり(私がギタリストではないというのもありますが、笑)。まず、曲が素敵。ブラジル音楽の枠はもう超えていて、中南米だったり、ふっと欧州の香りだったり。
残響や余韻も全てふくよかに"音楽"になっていて、ピアニシモもとっても丁寧で、繊細に力がこもっている感じ。
ダイナミクス、グルーヴが大きいとか、本当に書けばキリがないぐらいですが、華麗な技巧以上に彼のギターを魅力的にしているのは、その歌心、表現力なのかなと思います。では何が違うの?どうすれば表現力って身に付くの?と、私自身も考えてしまうけれど...。
1曲弾き終わるごとに、精魂尽き果てたような感じになるのも面白かった。あれだけ弾いたら、そりゃそうよね、と。
そのくせ、MCは飄々としているし、アンコールが起こっても、「もう疲れたよ」と何度も言ってるし(途中なぜかフランス語でも、笑)。サラッと凄いことする。どんな心持ちでギターを弾き続けているのか、今度訊いてみたいところです。
帰ってきて、ジワジワと、「あれは何だったんだろう、また聴きたいな」となってます。また聴きたい。
2/11豊洲のLiveもやはりSOLD OUTらしいですが、もっと頻繁に来てほしいですね。
ガットギター、やっぱり好きです。決して自分で弾けないからこそ、憧れるのかも。
PS: 当日、吉祥寺のスタジオで唄ってから、歩いて行ける!と思って余裕で向かったところ、会場を三鷹の別のホールと間違えていたことが判明して、急いでタクシーで行ったことは内緒です。間に合ってヨカッタ(笑)。
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