Cafe Beulemansへ。

雨の中、ずっと行きたかった成城Cafe Beulemansへ。ずっと聴きたかった、佐藤芳明さん(accordion)+伊藤志宏(piano)さんのduoを聴きに行ってきました。

伊藤志宏さんのピアノは好きで半年に一度ぐらいの緩いペースで聴きに行っているのですが、佐藤さんとのduoは初めて。というか、佐藤さんのアコーディオンを生で聴くのも初めて。ここ数年、椎名林檎さんのツアーに参加なさっているのですね。


そして、Liveのラインナップが素敵だなぁといつもスケジュールを眺めていたCafe Beulemansさんへ行くのも初めてでした。思っていたとおり、intimateで素敵な空間。とても好み。

会場へ着くなり、お二人とご挨拶。中に入ると、ほぼ9割方が女性!Liveによって客層ってこんなにも変わるのね、と感心。肝心のお二人の音楽は、洒脱で色気があって品のある、ひたすら美しい創作でした。何というか、映画でも観ているような。即興も多い演奏だったと思いますが、とてもストーリーを感じるので、無声映画や舞台作品、映像作品にぴったりの音楽(実際にもうコラボされているご様子)。

そして、冒頭に紹介のあった、ゲストダンサーさんが後半1曲だけ、参加。それはもう、素晴らしくて。あの狭い密接した空間の中で、パントマイムのような、フラメンコのような、創作ダンスのような....。完全に魂
が入れ替わっていました。「あ、表現って、こういうことだった!」と、目から鱗。口先や型だけではない、魂を含めた自分すべてで「それ」を表現すること。たった数分のパフォーマンスでしたが、大いにインスパイアされ、次の日から唄う心持ちが随分と変わりました。タカダアキコさん(ダンサーさん)、ありがとうございます!

志宏さん&芳明さんの演奏も勿論素晴らしく、何よりお二人の世界が「溶け合っていた」ことが凄いなと。言葉で説明しても陳腐になるだけなので(笑)、機会があればぜひお二人の音楽に触れてみてください。私が感動したダンサーさんを含めた数名の方々とのコラボ、『夢幻舞踏会』なるイベントも、渋谷のサラヴァ東京で12/8に催されるそうです。行けますように!